2014/9/11 更新
軟水と硬水について
まず、硬水と軟水とは?
お水には硬度があります。硬度とは水の中に含まれるカルシウムとマグネシウムの含有量のこと。
この数値が高いものが硬水。低いものが軟水です。
ちょっとわかり難いですが、飲んだ感じで言うと、硬水は飲んだときに口の中に
ギスギスとしたものが残る感じです。
逆に軟水は、温泉水のような、まろやかな水のことをいいます。
会社設立.comで調べて実際に設立する際には
会社でおいしい水を飲むために専門の業者に頼んでみるといいかもしれません。
水には硬度がある
水には、大きく分けて「軟水」と「硬水」の2つがあります。
違いはカルシウムやマグネシウムの含有量で、硬度で表します。
カルシウムやマグネシウムの量が少なく硬度の低いものが「軟水」=やわらかい水。
反対に硬度の高いものが「硬水」=硬い水とされます。
一般的には硬度100mg/L以下が「軟水」、300mg/L以上が「硬水」、
そして中間の100〜300mg/Lを「中硬水」と呼んでいます。
便秘解消効果でお肌つるつる。プーアル茶には脂肪燃焼効果もあるのでダイエットにもなりますよ。
日本の水は軟水が多い?
日本の水には「軟水」が多く、欧米では「硬水」が多いと言われています。
この違いには大地を形成している物質や、地形が関係していると考えられています。
雨が多く、地下水の滞留時間が短い火山性の地層が多い日本では、土地も狭く傾斜が急なため、
川の水もすぐ海に流れ出ます。そのためミネラル分をあまり含まない軟水になります。
一方、石灰質の地層が多い欧米では、カルシウムが豊富な地層を地下水がゆっくり通り抜けます。
広い大地を悠々と流れた川の水は、ミネラルを多く含んだ水として海にたどり着きます。
また同じ日本でも、関東より関西の方がよりやわらかい軟水であり、
沖縄には硬水が多いなど地域によっても違いがあります。
文化や生活の違いも水から
「軟水」はそのままでも飲みやすく、緑茶の味や香りを引き出すのにも適しています。
日本で茶道が発達した理由に水が関わっているとしたら、水とはなんと奥の深いものでしょう。
一方、「硬水」はミネラルを多く含みますが、水をそのまま使う料理にはあまり向いていません。
硬水が多く採水されるヨーロッパでは、水をそのまま使う料理よりも、油で炒めたり、
ワインや牛乳で煮込む料理が多いのはこのためと言われています。
食文化の背景にも水が関係していると言えそうです。
水の硬度について
硬度はミネラルウォーターの味を決めるといわれていますが、そもそも硬度とは何を表しているのでしょうか。
硬度とは、水の中に含まれるミネラル類のうちカルシウムとマグネシウムの合計含有量の指標です。
簡単に言うとカルシウムとマグネシウムの含有量が比較的多量である水を硬水、少ないものを軟水と呼びます。
硬度は「石鹸の泡立ちにくさ」を示すものとして(硬度が高いほど泡立ちにくい)生活に密着したものであり、
また、硬水・軟水の分類は地域により異なります。
硬度の計算方法
硬度を表す方法は国により異なり、日本やアメリカではカルシウムとマグネシウムの量を
炭酸カルシウム量(CaCO3)に換算したものを硬度としており、mg/L又はppmで表記されます。
これを計算式で表すと、一般に以下の簡便式を用いて計算することができます。
硬度[mg/l]=(カルシウムイオン量[mg/l]×2.5)+(マグネシウムイオン量[mg/l]×4.1)
硬度の分類
この硬度によって硬水や軟水に分類されます。硬水、軟水の分類も国ごと違いがあります。
ここでは、WHO(世界保健機構)の水質ガイドラインにおける硬水・軟水の分類をご紹介します。
軟水=0〜60mg/L未満
中程度の硬水=60以上〜120mg/L未満
硬水=120以上〜180mg/L未満
非常な硬水=180mg/L以上
ミネラルウォーターの分類には各国により考え方に差があり、
品名表示もそれぞれ異なります。
pickup
2018/6/19 更新
→次へ
|